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【医師監修】妊娠13週(妊娠4ヶ月:妊娠初期)

2020-04-23

妊娠13週の赤ちゃんの様子

羊水のなかをふわふわと遊泳中
あくびが見られるなど表情も豊かに

13週のエコー写真。赤ちゃんは子宮のなかを自由に動き回っていますが、胎動を感じるのはもう少し先です画像提供:丸茂レディースクリニック

今の赤ちゃんにとって、子宮のなかはとても広くてスペースに余裕があるので、飛んだり跳ねたり、自由に動き回っているのが超音波検査でもわかります。口をパクパクと動かして、羊水を飲み込んだりあくびをしたりというようすが見られることも。また、神経の反射が発達してきて、手足を動かしているのも見られます。

外性器も性別の見わけがつくように形が整ってきました。それでも小さな部位なので、超音波でわかるのは、早くても15週くらいか、それ以降。医師に性別を尋ねてみるのはもう少し先にしましょう。外性器は形づくられている途中ですが、尿道はもうできていて、おしっこをするところが見られるかもしれません。

監修医師

丸茂 元三先生

産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長

産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。

妊婦13週のママの体の変化とアドバイス

妊娠中に感染してはいけない
病気って何があるの?

妊娠中にウィルスや細菌に母体が感染すると、胎内で赤ちゃんに感染して先天性の異常や早産・流産の原因になることがあります。そのため妊婦さんは、検査で抗体があるかどうか自分の状態を知り、妊娠中は普段以上に感染しないように予防することがとても大切です。検査には健診で全員が受けられるものと、任意のものがあります。

風疹・水ぼうそうはともに妊娠初期から感染しないよう気をつけたい病気です。妊婦さんが感染すると母子感染で赤ちゃんにも先天性の障がいをもつ可能性があります。どちらも妊娠中にはワクチンを打てないので、人混みを避ける、手洗い・うがいをするなど感染しないように気をつけましょう。

また、インフルエンザも妊娠中は症状が重くなることがあるので、ワクチンで予防しましょう。日本で接種されるワクチンは、生ワクチンではないので重い副作用は起こらず、妊娠中の全ての時期において安全だとされています。

監修医師

林 聡先生

産婦人科医
東京マザーズクリニック 院長

産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、超音波専門医、周産期(母体・胎児)専門医。国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科 医長ののち、2012年1月より 東京マザーズクリニック院長に就任。

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