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【医師監修】妊娠33週(妊娠9ヶ月:妊娠後期)

2020-04-23

妊娠33週の赤ちゃんの様子

胎動は赤ちゃんが元気でいるサイン。1時間に5~6回は動いています

33週のエコー写真。大きなあくびをしています。つま先が口に入りそうです画像提供:丸茂レディースクリニック

太ももの骨の長さ(大腿骨長)は約6cm になりました。身長は40cmを超え、体重も個人差がありますが、2000g前後にまで成長しました。大きくなって、少し胎動が減っているように感じることがあるかもしれませんが、1時間に何回か動くのが確認できればそんなに心配しなくても大丈夫。でも、いつもはよく動くのに1時間胎動をまったく感じないとき、胎動と胎動のあいだが30分以上空くときは、早めに病院に相談してみましょう。

手の爪が指の先端まで伸びました。生まれてから赤ちゃんの爪を見ると、すぐに爪切りをしたくなるくらい伸びている場合もあります。生まれたての赤ちゃんはまだ上手に手をコントロールできないので、爪が当たって顔をひっかいてしまうことがあります。出産準備品には、赤ちゃん用の爪切りも忘れずに。

監修医師

丸茂 元三先生

産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長

産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。

妊婦33週のママの体の変化とアドバイス

お産がどんな風に進むのか
予習しておこう

もうすぐ赤ちゃんに会える!とは思いつつ、お産に対する不安や心配も大きくなってきている頃です。今日はあわてないように、お産の流れをひととおり予習してみましょう。

お産の流れ
<準備期>
おしるし・陣痛・破水のサインに注意
「おしるし」(出血が混じった粘液性のおりもの)、「前駆陣痛」(一定の間隔で起こる子宮の収縮の痛み)がお産の始まりを知らせるサイン。どのようにお産が始まるかはわからないので、見過ごさないように気を付けて。「破水」(赤ちゃんを包む卵膜が破れ、羊水が流れ出ること)があったらすぐに病院を受診してください。
<分娩第1期>
陣痛が始まり、徐々に間隔が短くなる
おしるしから始まった人も、まもなく陣痛が始まります。陣痛の間隔が10分を切ったら病院へ。陣痛の波とともに赤ちゃんが少しずつ降りてきて、子宮口が開いていきます。深く呼吸をして力を抜いて。破水した人はすぐに来院を。
<分娩第2期>
子宮口が全開大に~赤ちゃん誕生~
陣痛はとうとう1分おきに。長く強く痛みます。赤ちゃんの頭が出たら、助産師さんの指示に従って、いきまないよう注意して。とうとう赤ちゃん誕生です!

監修医師

海老根 真由美先生

産婦人科医
白金高輪海老根ウィメンズクリニック 院長

産婦人科専門医。2013年 産婦人科、婦人科、助産師の外来を中心とした白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開設。

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