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【医師監修】妊娠16週(妊娠5ヶ月:妊娠中期)

2020-04-23

妊娠16週の赤ちゃんの様子

おなかのなかで将来の呼吸の練習も脳や脊髄が発達して反射運動も増えていく

16週のエコー写真。赤ちゃんの顔の前に胎盤から出ているへその緒の付着部位が見えています。胎盤を通して赤ちゃんは栄養や酸素を受け取っています画像提供:丸茂レディースクリニック

赤ちゃんはからだを成長させながら、脳や内臓の機能もどんどん成長させています。からだは徐々に丸みがでてふっくらしてきました。

胎盤は形も機能も完成し、これから妊娠期間を通じてずっと、赤ちゃんの生命維持や栄養・酸素の受け渡しに重要な役割を果たします。妊娠の維持や赤ちゃんの成長に必要なホルモンも分泌します。

赤ちゃんは胎盤を通じて酸素をもらうので、まだ肺で呼吸をしないのですが、超音波検査では、呼吸をしているかのような動きが見られます。羊水を飲み込んだり吐き出したりすることで、将来の呼吸の練習をしていると考えられています。また、脳や脊髄の発達が進み、これからどんどん自律的な運動も増えていきます。 自律運動とは、意識せずにからだが自ら反応して動くことです。

監修医師

丸茂 元三先生

産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長

産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。

妊婦16週のママの体の変化とアドバイス

妊娠前から貧血気味
妊娠中に気を付けることは?

おなかの赤ちゃんと胎盤に栄養と酸素を運ぶため、妊娠中はからだを巡る血液量が3~4割も増えています。なかには血液が薄まった状態となり、鉄分不足となってしまう人も。鉄分が不足していると、赤ちゃんの発育に影響したり、出産時の出血が多くなったりする原因となるので、普段の食生活でも気を付けましょう。

鉄が多く含まれる食材には、豚レバー※、鶏レバー※、しじみ、アサリ、イワシ、カツオなどの動物性食品と、ほうれん草、小松菜、乾燥ひじき、凍り豆腐、木綿豆腐などの植物性食品があります。植物性食品の鉄(非ヘム鉄)は動物性食品の鉄(ヘム鉄)に比べて吸収されにくいのですが、タンパク質、ビタミンCを含む食品と組み合わせることで吸収率がUPします。鉄分補給には、バランスよく食材を組み合わせて食べることがとても大切です。

※レバーに含まれるビタミンAは、摂りすぎると胎児の先天異常の発生率が高くなるという報告があります。食べるときは週1~2回、1食あたり60g(2串)程度にしましょう。

監修医師

林 聡先生

産婦人科医
東京マザーズクリニック 院長

産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、超音波専門医、周産期(母体・胎児)専門医。国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科 医長ののち、2012年1月より 東京マザーズクリニック院長に就任。

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