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【医師監修】妊娠2ヶ月(妊娠4週・5週・6週・7週)|妊娠初期

2020-04-20

妊娠反応、超音波検査で妊娠がわかり、早い人はつわりの症状が出始める頃。赤ちゃんはまだ「胎児」ではなく「胎芽」と呼ばれる時期ですが、脳などの大切な器官から形成が始まり小さい心臓も動き始めます。

監修医師

平松祐司先生

岡山市立総合医療センター顧問
岡山大学名誉教授

周産期医学、産婦人科手術学、婦人科腫瘍学を専門とし、女性ヘルスケア全分野に幅広い医療を提供。日本産婦人科手術学会、日本糖尿病・妊娠学会の理事長も務める。また、産婦人科手術書の編集主幹として安全な手術の普及にも取りくみ、現在も産婦人科全分野の診療にあたっている。特に妊孕能温存手術を希望する多くの患者さんが全国から受診している。

妊娠2ヶ月のママとおなかの赤ちゃんの様子

【ママの体】
月経が遅れ、妊娠がわかる時期。早い人はつわりの症状が出始め、体の熱っぽさ、だるさや眠気、吐き気などを感じるようになります。またイライラしたり、なんとなくもやもやするなど精神的な不安定さを感じることも。おっぱいの張りを感じることもあり、だんだんと乳首が黒く変化していきます。

【赤ちゃんの様子】
まだまだ小さく、「胎芽」と呼ばれるごく初期の時期。脳と脊椎から赤ちゃんの体ができ始め、5週目くらいから心臓や肺の形成が始まります。心臓の心拍がスタートするのは6週目頃。超音波検査で心拍が見られるようになり、7週目の後半には頭と胴体の区別ができてきます。

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妊娠2ヶ月のやることリスト

やるべきこと

産婦人科で妊娠を確認する
産婦人科で超音波検査をして正常妊娠であるかを確認します。心拍は6週目くらいから確認できます。
禁酒・禁煙。カフェインも控える
特にたばこは流産や早産、赤ちゃんの発達を妨げる要因と言われています。最悪の場合、胎盤剥離を引き起こすこともありますから必ず禁煙を。
葉酸を意識的に摂取する
妊娠初期に赤ちゃんの脳や脊髄のもとが作られ始め、多くの葉酸を必要とします。妊娠前から妊娠初期に葉酸を摂取すると神経管閉鎖障害などのリスクの軽減が期待できます。
服薬している場合は医師に相談
常時服用している薬がある場合は必ず医師に相談を。また妊娠中の市販薬の服用は注意が必要です。その場合も医師の判断を仰ぐようにしましょう。

やっておくとよいこと

出産する場所、病産院の検討を始める
希望する出産方法があるなら、それが実現できるかチェックを。里帰り出産を考えている人は早めに家族と相談をスタートしましょう。
規則正しい生活を心がける
十分な睡眠と栄養を取り、ストレスをできるだけためない生活を心がけましょう。
職場の上司へ報告する
5~6週からつわりが始まり、体調不良で休むこともあるかもしれません。先に妊娠を伝えていれば配慮してもらいやすいこともあります。
社内規則や就業規則をチェックする
時差出勤、早退はできる? また、つわりや定期健診のための特別休暇は取れる?など体調や生活の変化に合わせた働き方が可能かをチェック。また、産休、育休の制度や出産手当、産休育休中の手当なども調べ始めましょう。
パートナーと今後の働き方を話し合う
この後も仕事を続けるのか、退職するのかなど、妊娠中はもちろん出産後のことも考え、話し合いを始めておくことも大切です。
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